おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

勉強できなくてもいいと言いつつ…つい

 今日は、算数のテストがあります。最小公倍数と最大公約数のところがテーマみたいです。
 息子はいつもより遅く起きてきて、「学校行きたくない…。休みたいなあ」とぼやいていました。そりゃそうだ。全然理解できてないんだもんね。気持ちはわかるよ。
 「テストはRくんのできないところはどこかなって探すためのものなんだよ。できないところはまたやり直せばいいんだから、とにかく今日は行こうね」
 となだめすかして、登校させました。


 といいつつ、昨夜は手書きのおかプリ(お母さんプリント←自前の問題集)で特訓したんですよ(汗)
 明日テストということで、焦ってました、私。息子よりもたぶん焦ってました。



 「え~、手がきかよ。印刷してないの~? 気分下がるんですけど…」
 もう不満たらたらでしたけど、やりました。とにかく基本的な問題だけ。文章題はもう捨てようということで、最小公倍数と最大公約数のやり方だけおさらいしました。


 そして今朝、息子も夫も出ていった後、
 朝ドラ「ちむどんどん」見てたら、暢子さんに赤ちゃんが生まれて、名前をつけるシーンが映し出されました。
 名前は「健彦」(たけひこ)
 夫の和彦さんが暢子さんに命名の理由を問われてこんなことを言ってました。
「勉強ができなくてもいい。お金持ちにならなくてもいい。心が健やかに育ってほしい…」


 そうなんですよね。子どもを授かった時、私もこう思ったはずなんです。勉強なんかできなくてもいい。何もなくてもいい、とにかく元気に明るく育ってくれればって…。


 なのに、11年の月日が経って今、どうなんでしょう?
 息子が帰ってきたら、なんて声をかけてあげればいいんでしょう。なんてダメダメな親なんでしょうか。
 勉強は息子のペースで、つまづいたところからやり直していくと誓ったばかりだったのに…。


 テストでいい点とれなかったからって、それが何だというんでしょう? 
 私の人生じゃないのに…。先回りして心配ばかりしている。こういう考え方、もう本当にやめたいのに、やめられない。親のエゴですね。本当に恥ずかしい。


 そして、子育ては「は・ひ・ふ・へ・ほ」を心の中で念仏のように唱える私です。


子どもに100回聞かれても笑顔で答えられますか?


 息子が最小公倍数と最大公約数でつまづいています。昨日の宿題も親子で難行苦行状態。ただただ頭を抱える息子に、どこから説明すればいいのかわからなくて正直困りました。



で、昨日アップした上記の記事の通り、24とか35という答えになるかけ算を書き出してみるという作業を最初にやらせてから、最大公約数の宿題に取り組ませました。


 でも、24とか35ぐらいならいいんですけど、63とか64など7の段以上になると、ものすごく時間がかかるんですよね。ついつい「まだ~?」「わかんない?」って聞いちゃう。
 いけないと思っても…。でも、これ悪い癖ですよね。子どものやる気を削いじゃう、一番悪い声かけです。


 それでもって、約1時間半にわたり、最大公約数に取り組みました。最終的には「逆割り算」とか「すだれ算」と言われる方法を教えてなんとか頭の中に入ったみたいです。わかった時の喜びようってなかったですね!


 最大公約数と最小公倍数が両方できちゃうなんてすごいね!って大喜びでした。
 でもね、素数というものがあるんだってことを教えてやらないといけないなと感じてます。これは中学校で教えるらしいんですが…。学校では、すだれ算はやらせないみたいだし、先生の教え方とも違うので注意が必要だなとも思います。


 出来たのが嬉しかったのか、「お母さんプリントすごいね! ファイルにするよ」と言ってテプラでタイトルを張り付けて立派なファイルを作ってくれました。ありがとね♡
 お母さんプリントじゃ長ったらしくて、センスがよくないということで、縮めて「おかプリ」になりました。嬉しいなあ!


 ところで私、パソコンを使って日々仕事をしてますが、スキルアップのためにパソコン教室に通ってます。みっぷすというシニア向けの教室なんですが、そのキャッチフレーズが「同じことを100回聞かれても笑顔でお答えします」
 その言葉に惹かれて、入会しました。本当に何回聞いても先生は笑顔で教えてくれます。テキストがあって、それを見ながら自分のペースでできるところもとてもいいです。


 自分の学びに対しては、他人に「100回聞かれても笑顔で」を要求するのに、わが子に対してはどうなんだろう。怒っちゃってる。よくないですよね。かわいいわが子こそ、何度同じことを聞かれても笑顔で答えてやらなければいけないと、パソコン教室のキャッチフレーズに教えられました。

手作りの問題集、「お母さんプリント」なのだ。

 息子は小学5年生です。5年生になって、算数がとても難しくなりました。1学期の成績は小4に比べて激下がりでした。


 本人も「やばい!」と思っているようで、宿題の時は「ねえ、お母さ~ん」とお呼びがかかる。ちょっと嬉しいけど、勉強を教えるのって難しいですね。一緒に悩んじゃったり、「なんでこれぐらいできないの?」とか言ってしまうことも…。


 思えば大学時代、小学生の家庭教師をやってましたが、その子の成績アップに貢献できたかというとちょっと疑問が…。


 塾は絶対イヤだというので、Z会の通信教育を受講していますが、息子には難しいようでお母さんの説明があってようやく問題が解けます。


 今やっているのは、最小公倍数と最大公約数と分数の通分、約分です。
 ぱっと答えが思いつかないのは、かけ算の基礎が身についていないからだなあと思いました。九九はできるけれど、答えからその答えになるかけ算が思いつかないのだと気づき、下記のようなプリントを作成してみました。

 学校の勉強の進度にとりあえずついていけなくてもいいやと腹をくくりました。家庭教師をやっていた時も、つまづいたところからやり直すというやり方が効果的だったので。


 塾も行かずに大丈夫なのかわかりませんが、お母さん、知恵を絞って頑張ってみます!