おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

誕生日プレゼントは体験型で…(汗)

 金曜日が私の誕生日で、息子がマスクケースを作ってくれるということで期待して待っておりました。
 昨夜、お父さんと息子がなにやらひそひそ話をしているなと思っていたら、やおら二人でマスクケースを作り始めました。そっと隠れてやってくれればいいものを…(笑)


リビングでやらないでほしかった…


 型紙を起こして布を切ったお父さん、
「おい、これなかなかむずかしいけど、大丈夫か~?」
「まかせて、まかせて。大丈夫~」
 お父さんの心配をよそに、息子は自信ありげでした。



 で、いざ布を縫う段になって、息子がしかめ面をして考え込んでおりました。
「中表ってどういう意味?」
お父さんは沈黙したままです。たぶんわからなかったんだと思います(汗)
「まあいいや、写真の通りに縫えばいいんだ~」


 二人のやりとりを聞いているうちに不安になった私は、ちらっと様子を見に行きました。息子は縫い物に熱中していましたが、なんか違うところを縫っているようでした。そのうちに息子はテキストとにらめっこして
「どう縫えばいいかわからないからやって~」
 仕方なくお父さんが縫い始めました。で、見ていると、やっぱりテキストとは違うところを縫っていました。



 もう我慢しきれなくなった私は、
「私がやるわ~」
そうしたら、息子とお父さんが声を揃えて
「頼むわ~。あとまかせたよ」
とほっとした顔をして言うではありませんか⁉ しかもお父さんは2階へ逃げた…


 これ、私の誕生日プレゼントのはずでしたよねって思いながら、布を縫い合わせていきました。テキストに載っているマスクケース、けっこう複雑な作りで、布を山折りにしたり、谷折りにしたり、折り紙を折っているみたいでわかりにくくて苦労しました。
 でも1時間ぐらいでなんとか完成させることができました。


「私の誕生日プレゼントなのに、どうしてお母さんが自分で作らなきゃいけないのよ~?
「お母さん、最近はモノを貰うより、体験型プレゼントが流行っているんだよ。知らないの~? だからさ、縫物体験をプレゼントしたってわけ~」
「なに、ソレ?」


 う~ん、なんか納得できないけど、まあ久しぶりに1時間ぐらい頭の中をからっぽにして熱中できて、いい気分転換にはなったかもしれません。


 ちゃんと裏地もついていて、ネイビーとピンクでおしゃれな感じ。バッグに入れて、さっと人前で出しても恥ずかしくない作りではありますな~


ちゃんとタグも付いてました~ さすが手芸男子だな

息子の縫い目は大きいですね!
 今年の誕生日プレゼントって、コレで終わりなのかな? ちょっと切ないです(笑)
 でも、慣れない作業に奮闘してくれて、二人ともありがとね~