算数のテストを隠していた息子~
昨日は、気象病なのか自律神経失調症なのか、頭痛と胃痛、胃もたれがひどくて寝込んでおりました。朝は8㎞走れたんですけどね…。体重は52.5㎏でした。
そして今朝は、51.7㎏。昨日の胃の不調のせいで食べられなかったから痩せたみたいです。外は雨で、今日はスロジョグお休みです…。
息子が算数のテストを書棚に隠していました。点数は70点。Z会の難問をどんどん解いていったので、90点はいくだろうと思っていたら…。
あれっ…
がっかりして、どうしたのか問い詰めてしまいました。
すると、
「おかあは、僕のことが好きじゃないでしょ。」
「どうして?」
「だって、70点しか取れないのを責めるじゃないか」
本当です。時間がなかったかもしれないし、焦っていたのかもしれない。今回に限ってZ会のほうが復習になっていたから、準備不足だったのかもしれない。
どうして私はそういうふうに物事を楽観的に考えられないのでしょうか? つねに悲観的です。
算数の点が70点の息子は可愛くないのか?
どうしてこういう思考回路になってしまっているのだろうか、多分私の思考に問題があるのだろうと考えるようになって、心理学の本を読んでいます。
一番心にグサッと刺さったのは、岸見一郎氏の『アドラー心理学入門』でした。子育てや教育をアドラー心理学に基づいて解説しています。
「自分は他の人の期待を満たすために生きているのではないという権利を認めるのであれば、他の人にもそれと同じ権利を認めなければなりません。他の人は私の期待を満たすために生きているわけではないのです。」
70点取った息子は、私に対して何か実質的な迷惑をかけているのか。答えはノーです。
「勉強しないことは本人だけが困ることであり、他の人に実質的な迷惑を及ぼしているわけではありません。しかし勉強をしないことは不適切な行動ではないので、適切な行動であるとも言えません。このような行動を「中性の行動」といいます。(中略)中性の行動に対しては本人の意思を尊重し、頼まれもしないのに介入していく権利はないということになります」
そうなんですよね。息子が勉強ができないのは、息子の課題であって、私の人生の課題ではありません。私が息子の生き方が気に入らないからといって介入したり、口出しするのはよくないのです。
自分の子どもであっても、自分の持ち物ではありません。他者の課題に許可なく踏み込むことは親であってもしてはならない。そういうおせっかいをするから、子どもとの間にけんかやトラブルが起こるのだと、アドラー心理学の研究者である岸見先生は言っています。
でも…、この本を読んでも、まだ私は息子が70点しかとらなかったことについて何かモヤモヤとしたものを感じています。70点取れていれば十分じゃないかという意見もありますよね。
それなのに、怒りともつかない、挫折感に似た気分が抜けません。
こんな考え方はよくないとわかっているのですが、一度しみついてしまった思考回路はなかなか切り替わらない…。取ろうと思っても、どうしても心の奥底にこびりついてはがれないのです。
どうすればいいのか…。今月末にスクールカウンセラーの予約をしたので、相談してみようと思います。