おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

先生もビックリの発表会でした(笑)

 今朝の体重は、52.1キロ。昨日4キロ走ったら、顔が引き締まって若々しくなった気が…。


 さて、先生をびっくりさせるアレンジで課題曲を弾くと宣言した息子のピアノの発表会


 午前中に1~2回チョコッと練習しただけで…
だいじょうぶだから~


 例年に比べて、余裕がある感じでした。


 本気で自由に弾いちゃうのかな? ってお父さんと一緒に心配しながら、会場へ向かいました。


 ロビーに着くと、そこは息子が通うS小学校区の子どもと親御さんでいっぱい(笑) みんなほとんど知り合いみたいなもんです。緊張感はあまりなく…、同窓会みたいな感じでした~


 でも、順番が近づいてくると、さすがの息子も顔が紅潮してきて、心臓がバクバクしている様子でした。


 そして、とうとう息子の番がめぐって来ました。

親の私が緊張して、手振れしてしまってひどい画像ですみませんm(__)m


 どうなるのか~ 息をのんで見守っていると、本当に途中から野田洋次郎でも、先生の指示によるものでもない、息子だけの「カナタハルカ」が聞こえてきました。


 大好きなサビの部分を何度も繰り返したり、装飾音を多用したり、途中のミスタッチもあたかも何事もなかったように転調して弾き切りました!


 親ばかかもしれませんが、今まで聞いた「カナタハルカ」の中で一番の出来でした。


 本当に有言実行で、見事にやり切った息子に脱帽です~ 


 休憩時間に、私たちの2列前に座っていた先生が振り向いて
Rくんの演奏なんですが…


 ああ、怒られちゃうかな??? ドキドキ…


すごいアレンジでしたね~ ご存知だったんですか?」
「通しで聞いたのは今日が初めてで、何も…。」
「私、途中感動してが出てきてしまって…。すごいプレゼントを貰った気がしました。とても嬉しかったです」


 最後のレッスンでも、先生の指示通りにしか弾かなかったので、さぞかしビックリされたと思います(笑) 親の私たちも昨日まで知らなかったんですから~



 で、トイレから帰ってきた息子が言うには
「中学生になったT先輩から、何かサプライズをするようにって言われてたんだ。だから僕らS小の子たちは、みんな何かかしらやったはずだよ~」


 教え子たちが相談して先生を驚かしてやろうと、個々にアレンジを加えたり、途中まで弾けないように見せかけてじつは全曲弾いたりしたらしいのです。


 どうりで今年の発表会は、みんなすごく完成度が高かったわけです。


「このことは先生には内緒だよ~ ぜったいにネ」


 そういうことだったのか(笑) K先生って子どもたちから慕われているんだなあ、この教室に通わせていてよかったなあって思いました~。


 お父さんもだいぶ感激したようで、楽譜を完璧に弾きこなすだけでなく、自分で曲を解釈して演奏してみせた息子を、


まるで古今亭志ん生みたいだなあ~


 なんで落語家にたとえちゃうかな??? まあ、二人してかなりの親ばかですが、今年の発表会は、とても感動したし、心に残る楽しい演奏会でした~


 息子よ、ありがとう~