おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

お母さんは蚊帳の外

 息子は年年少さんの頃からピアノを習っています。



 幼稚園の先生がピアノがとても上手だったので、自分も弾けるようになりたかったみたいです。で、ピアノの先生も自分で探してきました。散歩している途中、ピアノの音が聞こえてきて、ピアノ教室だと言い張って…。


 屋根とか電柱にも看板みたいなものは出ていなかったので、息子の話は信じがたかったけれど、ピンポンを押したら、なんと本当にピアノの先生が出てきました。
 同じ学校区の音楽教室「エチュード」に、もうかれこれ7年ぐらい通ってます。


 最近、テキストにはない曲を弾いているので、「おやおや~」と思ってピアノの部屋に入ってみたら、「アフリカンシンフォニー」という楽譜のコピーが…。
 しかも、指使いとか指示が細かく出されている。




 「何、これ?」


 「学校の音楽会の課題曲だよ。ピアノのパートに立候補したんだ。まだやれるかどうかわからないけど、ピアノの先生に相談してもう練習始めているんだよ」


 「えっ~~。お母さん聞いてないよ」


 「お母さんにいちいち言わなきゃいけないわけ?」


 今までは、ピアノの先生には私の方から「アレンジとか耳コピはじめてますよ~」とかラインしていたのに、今回、お母さんは蚊帳の外。なんか非常に寂しかったです。


 息子はどちらかというとシャイで、自分から手を挙げて「これをやりたい」なんて言えないタイプだとばかり思っていたのに…。


 いやあ、成長したなあ。大人になった息子に親離れの気配を感じました。
 私も子離れの準備しなくちゃなあ。