落語に興味津々なのだ~
最近、息子は国語の授業が楽しいとか。今まで本もあまり読まなくて、漢字テストも無残な結果で、こまったなあと思っていたので、よい傾向だなと思っています。
どんな勉強をしているんだろうと思って、教科書を開いてみたら、古典芸能の世界ということで「落語」が取り上げられていました。
で、昨日はタブレットで柳家花緑さんの「初天神」を見たらしいのです。
初天神に羽織を羽織って出かけようとしたお父さんに、お母さんが金坊を連れていくように言います。お父さんは、あれ買って、これ買ってと言う金坊を連れていきたくないのですが、結局行く羽目に。道中いろいろあるのですが、最後に団子屋で、「団子が食べたい」と金坊が泣いてせがんで、蜜のついた団子を買ってもらうのですが… と言うお話です。
花緑さんが、団子の蜜をずるずる音を立てて舐めまくるしぐさが子どもたちには大うけで、帰って来てからも何度も何度もその落語を見ていました。
ユーチューブには、残念ながら花緑さんの「初天神」はなくて、小三治師匠のを貼り付けました。これも面白いです!
ウチのお父さんは落語大好きで、
「小学生で花緑が好きなんて、なかなか通だなあ~」
「古今亭志ん生もいいぞ」
なんて言って、古い動画を見せていました。
柳家花緑さんって、柳家小さん師匠のお孫さんですよね。こんなこと言っちゃなんですが、小さん師匠はちょっと面白味にかけたかなって印象です。やっぱり信州人の生真面目さが出ちゃってるなあって(笑) そこへ行くと花緑さんは素直に面白いと思います!
で、ウチの息子ですが、結局、落語のしゃれや落ちとかにはあまり興味がないみたいで、落語家さんの大袈裟な声の調子や身振り手振り、顔の表情が面白いみたいです(笑)
私が落語に触れたのは小学2年生の時で、担任の先生が「ときそば」を披露してくれました。先生、喋りがすごく上手で落研だったのかもしれません。「ひいふうみいよつ… いま何時だ~? ここのつとお」って勘定をごまかす手管を真似した男が逆にたくさん払う羽目になるっていうくだりが痛快で好きでした。
「ねえ、お母さん、落語って面白いねえ~ 」
すっかりはまった感じです。「じゅげむ」や「まんじゅうこわい」なんかが好みのようで、「また一緒に見ようね」と話しています。
でも落語が古典芸能に分類されちゃっているのにはちょっと寂しい気がしました。私の子どもの頃はよくラジオで聞いたし、もっと身近な娯楽でしたから。
花緑さんはじめ若い落語家さんにがんばってほしいですね~