おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

勉強ができると、学校も楽しい?

 先週1週間休んだ息子。週末に分数の通分と足し引き算の特訓をして、今週に備えました。担任の先生からは、「遅れた分は、ご自宅で勉強してください」と言われ、そんな殺生なあ~と思いながら、かなり焦って親子で勉強しました。


 そして今週、登校してみたら…。
一番できるAちゃんもわからない~って言って、先週の復習をずっとやっているんだよ」


 なんだ、それならあんなに詰め込まなくてもよかったなあ。先生も罪だよなあ~


 分数の通分や約分には、最小公倍数と最大公約数の理解が欠かせません。ウチの子はそこの理解が足りないので、おかプリ」(お母さんプリント)で補習しています。


 どういう補習かというと、かけ算の逆です。答えから導き出されるかけ算をすべて書きだすというもの。




 「おかプリ」とはいうものの、アイデアはお父さん。私は田舎育ちなので、小学生時代に塾へ行ったことはありません。一方、東京で育ったお父さんは、公文や進学塾に通った経験があります。


「最小公倍数と最大公約数を理解させるには、素因数分解ができればいいんだが。」


 最初は、お父さんもすだれ算を教えようとしましたが、学校でそれは中学校でやるからダメ


 そこで苦肉の策で、お父さんが逆かけ算を思いついたのです。


 最初はなかなかかけ算が思いつかなかった息子ですが、何問も解いているうちに素数や倍数・約数を覚えてしまい、すらすらと解けるようになりました。問題も51とか68、15や18、25などの倍数などちょっと難しい問題もたくさん盛り込みました。


 今週、おっかなびっくりで算数の授業に臨んだ息子。
「な~んだ、みんなまだできてないんだ」


 気持ちに余裕ができたのか、学校に行くのも楽しい様子です。やっぱり勉強はできないより、できたほうが楽しいよね! 私も生まれて初めて「引き算」を習った時、ちんぷんかんぷんで授業中いたたまれない思いをしたので、子どもの気持ちはよくわかります。


 学校でも「おかプリ」みたいなひと手間をかけてあげられれば、子どもたちもすんなり解けるのになあ。