おかあさんの階段

中学生の息子をもつアラ還主婦の日々の思いを綴ります。

父子で、いざ!土木見学会へ

 息子は、将来建設業界で働きたいと思っているようです。建設業界といっても幅広いですが、ダムや橋梁みたいな大型公共事業をめざしているようです。
 就職先は、ゼネコンか公務員でしょうかね。


 先月、学校の昇降口に置いてあった土木学会中部支部の「市民見学会 映える土木」のチラシをもってきて、応募したところ、めでたく当選しまして、今日お父さんと息子が参加してきました。
 大人気(?)だったようで、残念ながらお母さんは選から漏れた(汗)そんなに人気だったのか…ちょっと疑問ですが。


 最初に回った橋梁工事の現場では、測量の機械を使わせてもらって、もう大興奮だったみたいです。長野県の土木部のヘルメット被って、いっぱしの技術屋さんみたいですね。


 現場監督のつもりなのでしょうか???


 子どもは、ウチの子と5人ぐらいしかいなかったそうです。あとはみんなおじさん、おじいさんばかり、女子は一名だったとか…。私も行きたかったな~


 今、土木業界ってかつてない人手不足みたいで、帰り際にたくさんお土産をくれて、「将来はぜひ土木業界へどうぞ~」みたいな感じだったそうです。


 そのお土産の一つがコレ↓


 橋梁に使うネジだそうです。長さ10センチ、直径4センチ。とにかくズシリと重いです。こんなもの貰ってきてどうするんだって思いましたけど、息子は嬉しそう(笑)
 こんなネジを今日見てきた橋では8万本手作業で締めていくんだそうです。それを聞いてお母さんは、気が遠くなりそうでした。


「こういう仕事やっていけるの~? きついよ~」
「うん、やりたい~!」


  このネジを締める体験もあったようです。係の方は「お子さんを優先してください」と言ったそうですが、なんとお父さんが「あっ、やります」って手を挙げた(汗)そうな。


「子ども優先なのに、何考えてんだろ? 恥ずかしかったよ、まったく」


 ほかにも、親父はいろいろやらかしたようで、バスの中で大きな声で「俺は今の現場が一番おもしろかったなあ~」とか喋りまくって、息子は小さくなっていたようです。


 お母さんとお父さん両家の男親は、声がデカイ。そういう家系なんだから仕方ないのだ!土木業界に行くなら、声はでかい方がいいのだ!


 朝から暗くなるまでダムや補修工事中の橋を回って帰ってきました。戦利品はやっぱり土木カード。「映える 土木」(←映えるってコトバ似合いません)ってことで、一応載っけますね(笑)
 こういう世界に興味がある人いるのかなって以前は思ってましたが、ウチの息子がそうでした(笑)

 ちなみに11月18日って、私の誕生日なんですけど、「土木の日」なんだそうです。たしかに土木という字は、十と一と一と八に分解すると、そうなりますね。すごいこじつけですけど…。なんか誕生日が記念日って嬉しいですね。


 これから十数年後、息子はダムとかトンネルつくっているんでしょうかね。昔は大工さんになりたいって言ってたのに、だんだん夢も作りたいものも巨大化してます。
 息子が赤ちゃんの頃、ウチのリフォームをやってくれた大工さんに、「手先が器用な方がいいんでしょうね?」って聞いたら、
 「俺は図形とか計算が得意だったね」
って言われました。
 息子よ~、土木も建設も、やっぱり算数やっといたほうがいいと思うよ~
 がんばれヨー!