おかあさんの階段

私のがん治療と特性ありの息子を含めた家族の記録を綴ります。

がん治療は自分のために

kappa

 昨日、ささいなことで息子と喧嘩してしまった。


 高校進学とそれに向けての勉強について…。なかなか私の思うように動かない息子に業を煮やして


「もう、あたし、がん治療止める! 今日からゼジューラ飲まない」


 と、宣言して、抗がん剤を飲まずに寝ました。


 息子は、いつもなら私が渡してくれるはずの受験問題も受け取れず、手持無沙汰な夜を過ごしたようです。そんなもん、自分でコピーでもなんでもしろよと言いたいところだけど、これができないのが、ASDの特性なんですよね。


 で、今朝、仲良しのがん友さんにちょっと愚痴ったら、「あら、あなた、がん治療、自分のためにしてたんじゃないの?」


 って、返されて、ハッとしたんです。


 息子はこの1年余り、私に「おまえのために私はこんなにがんばってんだぞ」っていう視線を投げかけられて、さぞかし辛かっただろうなと…。


 私も、人のためにやっていると思うからこそ辛かった部分があったんじゃないかな。


 そんなことを考えながら、カーブスの前を通りかかって、そういえば、がん友さんがカーブス勧めてたなって思って、体験教室に飛び入りして、入会してきました。思った以上に体力は減退していました。がんになって、グレイヘアのベリーショートで、女らしさのかけらもなくなってしまったけど、なんかもっと自分を大切にしたくなったんですよね。


 息子や家族のためだけじゃなくて、自分らしく、素敵に、堂々と生きていきたいなと。


 5年後、果たして生きているかわからないけれど、少しは若々しく、笑顔のおだやかな表情をしていたいなと思います。


 息子は、今、ぐうぐう寝ておりますが、志望校もほぼ決まったようで、それに向けて勉強すると言っています。親としては勉強をしようがしまいが、見守る。それしかできないですよね。


 馬を水飲み場まで連れて行くことはできても、水を飲ませることはできないって言うじゃないですか。


 そんな心境で、この受検期を過ごします。親の会やカウンセリングもほどほどにして、自分の残り少ない人生を有意義に過ごしていきたいと思います。