お父さんが鶴亀算をやってみた!
最小公倍数と最大公約数でつまづいた息子。おかプリの逆かけ算で、なんとか危機は回避しましたが、今後こういうピンチの時のために、数学者の本を読んでおこうということになりました。
で、図書館で借りてきたのが遠山啓先生の『算数の探検』シリーズと『親と子で学ぶ算数入門』です。私は、公文先生のやり方のほうが手っ取り早いんじゃないかと思ったのですが、お父さんは断然遠山先生の方がいいというので…。
読んでいる途中で、鶴亀算が出てきました。
「小5と言えば、そろそろ鶴亀算とか過不足算をやるんじゃない?」
私は小学生の頃、鶴亀算で算数が大嫌いになりました。お父さんは、中学受験はしなかったけれど、塾で解き方を習ったみたいで、思い出しながら解いてみることに。
お父さんのやり方もいいけれど、私にはさっぱりでした。息子は、親がやっきになって取り組んでいるのを尻目に、ゲームに夢中。どっちが主人公なんだい、まったくもう⁉
遠山先生はxを使った代数方式を勧めていました。お父さんのやり方は、日本古来の和算のやり方なのかな。ちょっと私の頭には入って来なかった…。
問題:ツルとカメが合わせて20匹います。足が全部で64本ありま す。ツルとカメはそれぞれ何匹でしょうか?
お父さんはノートにびっしり、自分の解法を書きました~ すごい!
お父さんって、算数が得意だったんだ! 息子と感心してしまいました。
一方、遠山先生の解法は… カメをx匹とします。
2(20-x)+4x=64 息子には、xは□(四角)にすればいいよと教えました。
40-2x+4x=64
40+(4-2)x=64
40+2x=64
2x=64-40
2x=24 x=12
で、カメは12匹
ツルは、20-12=8 で8羽。
遠山先生は、中学で連立方程式を習うんだから、小学生の時にこんな問題で苦しまない方がいいと言い切ってました。中学受験をする子たちにとっては、鶴亀算や過不足算って必須なんでしょうけど…。
まっ、うちは公立中学校に進むので、全然関係ないのですが、一応学校でやるだろうということでやってみました。半日近く鶴亀算をやっていたので疲れてしまって、昨日はブログが更新できませんでした(汗)
「お母さん、教科書見たけど、鶴亀算なんて出てないよ~」
「え~~、俺のこの努力はなんだったんだ~~~」
お父さんの怒りの声が飛んできました。
今どき学校は鶴亀算なんてやらないんですね。
お疲れ様、お父さん。ごめんなさいね🙇